「スマホゲームのこれから」、第五回です。
ガチャとは切っても切り離せない「課金」について話そうと思います。
課金方式には種類がある
課金について。一言で「アイテム課金」と言っても、大きく分けて三種類あります。
「ソシャゲ式課金」「携帯ゲー式課金」「ネトゲ式課金」です。
「ソシャゲ式課金」は放置ゲームの時短を課金で提供する。
「携帯ゲー式課金」はいわゆるガチャ。
「ネトゲ式課金」はアイテム販売中心+少しガチャ。
先日、この三タイプでスマホゲーを分類しました。
この結果を見ればわかるのですが。
現在のスマホゲーは圧倒的に「携帯ゲー式課金」が多いのです。
実は開発国ごとに傾向がある!
実は、課金システムについて。
開発国ごとに傾向があったりします。

そもそもな話、FF14等一部を除いてネトゲは「韓国」と「台湾」の開発が多いんです。
例を出すのであれば「黒い砂漠、エルソード」などは韓国、「X-legend(セブンスダーク、幻想神域)」は台湾ですね。
運営会社も●●Japanといったものが多いです。
ソシャゲについてはPCブラウザであるがためか、どの国でも開発されているイメージがあります。
それぞれの国の課金様式が持ち込まれた結果、このような分類ができるレベルにまでなった、とも言えます。
おわりに:今こそ「ネトゲ式課金」に戻るべき
日本で主に使われている「携帯ゲー式課金」は壁が見え始めました。
というのも、日本という狭い範囲では問題がなかったものの世界では通用しなくなってきたのです。
逆にネトゲはどうか?
韓国の「黒い砂漠」「エルソード」、台湾のX-legend系も世界中でサービスしています。(X-legendについては本国公式サイトに世界各国の公式サイトのリンクが張られていたり、海外での賞受賞歴が書かれていたりする)
要するに、「世界中で遊ばれている」んです。
そして、その多くが現在もサービスが続いています(日本のように「契約期間満了」で終わった例も存在しますが…)。
サービスが続いているということは「サービスを続けられるだけのお金を回収できている」ことになります。
ガチャに頼らずとも、お金を回収できるんです。
スマホゲーによくネトゲの要素が取り入れられるようになりました。
課金についても、ネトゲの要素を取り入れてみませんか?
余談:日本のスマホゲーと海外
海外で人気のあるスマホゲーは限られています。
というか、リリースしていないことも多いですね。
ローカライズする手間と稼げるお金が釣り合わないからでしょうか。
おそらくですが、「ガチャ」という「携帯ゲー式課金」が海外ではなじみが薄く(どちらかというと海外では「ネトゲ式」「ソシャゲ式」のほうがなじみ深いかと)、定着しなかったのが原因だと思います。
…あ、FEHについてはもともと海外での人気が非常に高かったのも大きいですね。
当連載について
ギルドカテゴリ開始にともない、当連載は今回で中止させていただきます。
第6回はたぶんありません。