ネトゲユーザーにとってはおなじみでありながらも、スマホゲームユーザーにとっては困惑しかねないものその2。
「パーティー募集の読み方」です。
職業の読み方から発展したもの、と考えてもいいと思います。
ネトゲ特有のものですが、システム的にネトゲと同じものを採用しているスマホゲーでも使われることが多いです。
前提条件
以下のゲームにおいて実例を見ていくものとします。
ゲームタイトル:オタククエスト
ジャンル:MMORPG
このゲームには以下の職業が存在するものとします。
下位職として、ファイター、メイジ、プリースト、アーチャーの4つ。
上位職として、バーサーカー、ナイト、シャーマン、ソーサラー、ビショップ、バード、スナイパー、アサシンの8つ。
各職特徴まとめ
職業名だけ並べられてもわかんねーよってなると思うので特徴を書いておきます。
バーサーカー→近接攻撃
ナイト→近接防御
シャーマン→魔法攻撃
ソーサラー→魔法攻撃+敵弱体化
ビショップ→回復
バード→回復+味方強化
スナイパー→遠距離攻撃
アサシン→遠距離攻撃+盗賊
各職四分類で分類すると?
下位職時代はいわゆる「下積み」です。
よって、ほぼパーティーを組むことはないでしょう。
ここでは、上位職8つを分類していきます。
生産職は存在しないので省略します。
「壁」になるのは「ナイト」
「支援」になるのは「ビショップ・バード」
それ以外は全職「火力」です。
ソーサラー(魔法攻撃+敵弱体化)については支援職でカウントされることもありますが、「攻撃を与え、ついでに弱体化を付与する」形が多いです。よって、多くのゲームでは「火力」としてカウントされます。
よくある募集
●●行きます、××
といった形が多いです。
●●行きますの部分はおそらく素人でもわかると思うので省略。
××の部分についてを説明していきます。
火力@1
「火力の人あと1人募集します」
壁@1
「壁の人あと1人募集します」
この場合、「ナイト@1」といった書き方をされることもあります。
火力@2回復@1
「火力の人2人、回復の人1人募集します」
この募集の場合「回復」と書かれています。
「バード」の人がここに入っていいかはパーティー主によるところが大きいです。
「ビショップ」を求めている可能性が高いからです。
バフ係は「いて困らないけど、必須でもない」枠が多いです。
バフ係は「火力の枠に入るか、支援の枠に入るか微妙なところがある」ことは覚えておいていいと思います。
※バフ係がいるPTの場合は職名が書かれることのほうが多いです。
「バード」がこの募集に入っていいかは微妙なところですが、たいていは控えておいた方がいいです。回復専門職は「ビショップ」ですから、回復とだけ書かれている場合は「ビショップ」を指していることの方が多いです。
なぜこのような募集が出されるのか?
たいていのゲームチャットでは文字数制限があることがあります。
あと1とか書いていると、文字数制限に引っかかりやすくなるわけです。
その結果略称が多く用いられるようになりました。
職名については「よく使われる略」はありますが、ゲームによりそれぞれなのでここでは省略します。
バフ職は不遇?
支援職を二つに分けると、回復職とバフ職に分かれます。
回復職はパーティーの生命線になることが多いので、たいていは需要があります。
問題は、バフ職。
火力が出せないが、味方を強化する職のことです。
火力を出せるゲームの場合、火力職に分類されます。
出せない場合は、自分で募集を出すのが一番いい結果となるでしょう。
もしそのゲームがバフ必須の環境なら、バフ職は引っ張りだこなんですがね…。
どうしても、ゲームの環境に左右されやすい職なんです。
ゲームの環境ひとつで「必須職」か「ゴミ職」かが決まる職とも言えます。
余談・シノアリスにおけるギルド募集と四分類
何か実例出した方がいいよねってことで。
前にも出しました「シノアリスのギルド募集」を四分類で見ていきます。
まずは最初に職の分類。だいたいこんな感じです。
前衛職・魔具→火力
書・琴・杖→支援
後衛職については武器種別で書いています。
というのも、シノアリスのギルド募集においては「杖さん募集」といった募集が結構あるからです。杖職であっても、杖20で編成するのではなく、杖16書4といった編成をすることもあります。
まーつまりあれです。
前衛が火力で後衛が支援なんです。
(先ほど敵弱体化は火力になる、と書きましたが、シノアリスの場合は敵弱体化スキルではダメージを与えられないため支援に分類されます)
「前衛募集」は火力募集。
「後衛募集」「書募集」などは支援募集。
…まぁ、シノアリスの場合は支援募集がさらに細分化してて、「書募集」みたいな募集が最も多い気がしますがね。